制作年:2017年
原作:富樫倫太郎さん作 『生活安全課0係』シリーズ
主題歌:神様、僕は気づいてしまった 『UNHAPPY CLUB』
脚本:吉本昌弘さん
プロデューサー:濱谷晃一さん、松本拓さん、加藤章一さん
監督:倉貫健二郎さん
1.あらすじ
桐ケ谷さん(姜暢雄さん)に誘われて二人で出かけた靖子さん(安達祐実さん)が、桐ケ谷さんの突然の豹変で、眠らされてどこかに連れ去られてしまいます。一方、警視殿のゼロレポートに書かれていた女性全員がウェディングドレス姿の遺体で発見され、杉並中央署には神奈川県警との合同捜査本部が設置されることになります。何も知らない警視殿は、これで事件解決に一歩近づくと喜びますが、裏では警察上層部に何か不穏な動きが…。
2.感想
今回は第三シーズン最終回ということで、豪華二時間スペシャルでした。さすが『ゼロ係』、謎が幾重にも折り重なっていて、なかなか真相へとたどり着けません。でも、立ちはだかる壁に屈しずに、どんな些細なことからも手掛かりを見つけ出してきて事件解決に導いていた警視殿、格好良かったです!ゼロ係全員のチーム力が見えたのも、最終回ならではの魅力でした。警視殿を中心にみんなが自分だけの能力を発揮していて、なんだかヒーロー映画を見ているようでした。
孝太郎さんの「皆さんの力を貸してください」、ジーンときました。いつも明るい警視殿がとても真剣にお話をされていて、警視殿の必死さがひしひしと伝わってきます。仲間を大切にするゼロ係ならではの良いシーンでした。「何のことでしょう」と笑っていた孝太郎さんの笑顔も、最高に格好良かったです!警視殿の先輩としての器の大きさが見える瞬間でした。マイペースなように見えても、本当はとても思いやりのあるところが大好きです。「居場所は分かっています」も決まっていました。やっぱり、困った時の警視殿ですね。いつも二歩も三歩も先回りをしていて、頼りになります!
今回の警視殿は、何か手掛かりが出てくるたびに必ず批判的な目を持って、情報を疑ってかかっていた姿が特に印象に残っています。孝太郎さんの理知的な瞳が考えに沈むシーンが何度もあって、ドキドキしました!それになんといっても今回は、待ちに待っていた警視殿のタメ口が炸裂します。今シーズンも、孝太郎さんの必殺技がガツンと響いていました!最後に湯川先生(石坂浩二さん)を見送った後に見せた表情も、必見ポイントです。警視殿には珍しい沈黙シーンで、孝太郎さんの絶妙な表情の変化から、警視殿の複雑な心中が透けて見えるようでした。
他にも今回は沢山見どころがありました。桜庭さん(TKO・木下隆行さん)や文平ちゃん(戸塚純貴さん)の特殊能力、最高でした!最終回ならではの、まさにオールスターですね。靖子さん(安達祐実さん)の「私は、手伝う」も格好良かったです。靖子さんの優しくて心の温かい一面が垣間見える、良いシーンでした。オフ姿の靖子さんも、可愛かったです!古河警部(手塚とおるさん)の「あなたが行くべき道を、進むべき道を選ぶべきです」、グッときました!古河警部の熱い刑事魂が光って、私も心を動かされました。
3.孝太郎さんのイチオシ!スマイル
今週も恒例の孝太郎さんのイチオシ!スマイルを発表したいと思います。今回は孝太郎さんが「昼間からのシュワシュワ、最高です!」とおっしゃるシーンです。嬉しそうに炭酸を飲む孝太郎さんが、まさに天使のような神々しさでした!冬の寒さもかき消す爽やかスマイルです。皆さん見つけられるでしょうか?
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございました!今回は解決までにタイムリミットのある事件で、最後までハラハラしました。悲しい物語もあって、やりきれないような気持ちになる場面もありましたが、ラストの『ゼロ係』恒例のパワフルな明るさに、元気をもらいました!
第3シーズンは警視殿の初めて書かれたレポートの事件ということで、今までの中でも特に難解な事件だったような気がします。一連の失踪事件の共通点に初めて気づいた人間として、強い責任感を持って事件を解決しようとしていた警視殿の中に、警察官としての信念が垣間見えました。端的に言うと、今シーズンも最高に面白かったです!!
でも、これで終わりだなんて、警視殿ロスになっちゃうという方、いらっしゃいますよね。そんな方に朗報です。『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室』、THIRD SEASONも大大大好評につき、FOURTH SEASONも放送さています。次の管理官が誰なのか気になるという方や、もっともっと警視殿を見て明るい気持ちになりたいという方は、是非FOURTH SEASONもご覧ください!
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