名もなき毒　第6話

１．あらすじ

首都圏で連続して起きていた青酸カリ混入事件で、遂に4人目の犠牲者が出てしまいます。4件目の事件の被害者・古屋明俊さん（森次晃嗣さん）の娘の暁子さん（真矢ミキさん）は悲報を受けて悲しみますが、なんと警察は彼女に疑いの目を向けてきます。一方、グループ広報室に新しく入ってきたバイトの原田いずみさん（江口のり子さん）は何かと問題行動が多くて…。第二部『名もなき毒』編の開幕です！

２．感想

梶田姉妹の一件が終着して、人の抱える毒はもうこりごりだと思っていた杉村さんに、また事件の影が忍び寄ります。目の前で困っている人を助けずにはいられない杉村さんは、再び今多会長（平幹二郎さん）の特命を受けたことをきっかけに、何回も人助けをしてしまいました。会長の任務を遂行するための調査をしていた孝太郎さんは、さながら本当の探偵さんのようでした。梶田さん（平田満さん）のことがあったからか、杉村さんも物を調べるのが板についてきています！

孝太郎さんの「大丈夫ですかね」の時の不安そうな顔、何かあると思ったら、やっぱり的中しました。杉村さんの勘の良さは一級品です！みんなの中で一人だけ違和感に気付くなんて、さすがとしか言いようがありません。「お母さんと連絡がつくまでここに居てもいいかな」も杉村さんの優しさが表れた、良い台詞でした。美知香さん（杉咲花さん）が気を遣わないように思いやりの行き届いた言葉遣いが、杉村さんらしいな、と思いました。

桃子ちゃん（矢崎由紗さん）の部屋を見回していたシーンの演技力も、卓越していました。孝太郎さんの目線や微妙な表情の変化の一つ一つに、杉村さんの思い出を懐かしむ様子が表されていました。杉村さんがどれだけ家族のことを大切に思っているのかが分かる、良いシーンでした。編集長が襲撃された場面は、杉村さんの圧倒的行動力に驚きました。あんな状況で即座に助太刀に入ることができた杉村さんの勇気は、只者のそれではありません。孝太郎さんの編集長とのやり取り、まるでお医者さんみたいでした！

他にも今回は沢山見どころがありました。谷垣副編集長（山崎大輔さん）の「我々が選びに選んだ新人なんですからなあ」、タイミング抜群のフォローでした。さすが副編集長、場数を踏んでいますね。北見さん（大杉漣さん）の「今どきのごくごく普通の、若い女性ですよ」も達観した感じの貫禄が出ていました。職業柄か、説得力のある迫力でした。七話も楽しみです！

３．孝太郎さんのイチオシ！スマイル

今週も恒例の孝太郎さんのイチオシ！スマイルを発表したいと思います。今回は孝太郎さんが「ちょっと興奮してしまいました」とおっしゃるシーンです。探検に行く前の少年のような無邪気な笑顔が素敵でした。楽しそうな孝太郎さんを見ると、いつも元気が出ます！皆さん見つけられるでしょうか？

まとめ