制作年:2013年
原作:宮部みゆきさん作 『誰か somebody』、『名もなき毒』
脚本:神山由美子さん
主題歌:近藤晃央さん 『あい』
プロデューサー:橋本孝さん、鈴木早苗さん、橘康仁さん
演出:金子文紀さん
1.あらすじ
トモノ玩具での調査について聡美さん(深田恭子さん)に報告していた杉村さんを、婚約者の浜田さん(高橋光臣さん)が突然訪ねてきます。浜田さんは聡美さんの不安を一蹴し、結婚の延期を何としてでも阻止したいと杉村さんに相談してきます。恩人でもある梶田さん(平田満さん)の娘さんに幸せになってほしいと願う杉村さんは、28年前の誘拐事件について自分ができる限り調べる代わりに、結婚は予定通り進めてほしいと聡美さんに伝えるのでした…。
2.感想
孝太郎さんによる梶田さん(平田満さん)の事件の本格的な調査が、いよいよ始まりました。結婚を祝福してもらったという小さな恩をいつまでも忘れずに、娘さん達のためにできる限りのことをしてあげようとする杉村さん、すごく律儀な方ですね。今回は杉村さんの優しい性格のおかげで、周りの沢山の人が助けてくれました。ラストには予想外の事件が起きて、衝撃が走ります。捜査が一歩進展した途端、すぐに事件が起きて、梶田さんの事件には何か大きな裏があるような気がしてきました。
孝太郎さんの「はっきりすれば、少しは聡美さんの不安も消えますよね」、すごく頼りになる感じで格好良かったです!恩人・梶田さんの娘である聡美さん(深田恭子さん)の幸せを願いながらも、聡美さんの不安な気持ちにも寄り添っていて、杉村さんの誠実さが胸にしみました。「そうなの?三時までって信じてたのに…。」のちょっと悔しそうな顔も子供みたいで可愛かったです!杉村さんのちょっと真面目過ぎる性格が表れている、良い表情でした。
孝太郎さんの電話のシーン、心が温かくなりました。杉村さんのお母さん(木野花さん)、きつい言い方をしていても、桃を送ってくれたり電話してきてくれたり、なんだかんだ杉村さんのことを気にかけているんですね。杉村さんも嬉しそうで、家族そろって全員で笑っているシーンもいつか見えたらいいな、と思いました。桃子ちゃん(矢崎由紗さん)をあやしていた孝太郎さんの優しそうなお顔も、天使のように素敵でした!孝太郎さん、所帯じみていないのに、不思議といいお父さんそのものでした。
他にも今回は沢山見どころがありました。マスター(本田博太郎さん)の「これだけはやめといたほうがいい」、面白かったです。マスター、いつもワンテンポずれていて雰囲気抜群です!杉村さんのお母さん(木野花さん)の「あんたは元気なの?」もお母さんのぶっきらぼうな優しさが伝わってきて、良いシーンでした。四話も楽しみです!
3.孝太郎さんのイチオシ!スマイル
今週も恒例の孝太郎さんのイチオシ!スマイルを発表したいと思います。今回は孝太郎さんが「僕、すぐ蚊に刺されるんですよね」とおっしゃるシーンです。ちょっと嫌そうな顔をして笑う孝太郎さん、王子様みたいに格好良かったです!孝太郎さんは、お年寄りとお話しするのがとってもお上手ですね。皆さん見つけられるでしょうか?
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございました!今回は杉村さんの一生懸命な調査のおかげで、ひき逃げ犯について驚きの情報が入ってきます。果たしてその情報は、真実なのでしょうか。それに、ラストでもあんなことがあって、杉村さんのことが心配です。来週に孝太郎さんがどうなっているのか、ドキドキします。
聡美さんの事件についても気になることが沢山あります。犯人が女性と分かった今、いくつか仮説が出てきていますが、どれが本当なのでしょうか。密度の濃い『名もなき毒』は、片時も目を離せません。杉村さんの安否が気になる方や、事件の重要人物が誰なのか知りたい方、是非四話もご覧ください!
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