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名もなき毒 第11話

制作年:2013年

原作:宮部みゆきさん作  『誰か somebody』、『名もなき毒』

脚本:神山由美子さん

主題歌:近藤晃央さん 『あい』

プロデューサー:橋本孝さん、鈴木早苗さん、橘康仁さん

演出:金子文紀さん

1.あらすじ

涙ながらに自分が古屋さんの事件の犯人だと自白した外立君(君嶋麻耶さん)。杉村さんと秋山さん(平山浩行さん)は、告白を引き出した者の責任として、外立君に付き添って警察に行くことを決意します。ところがタクシーに乗った時、杉村さんに菜穂子さん(国仲涼子さん)から原田さん(江口のりこさん)が家に押し掛けてきて、桃子ちゃん(矢崎由紗さん)を人質に取られてしまったとの電話がかかってきます。『名もなき毒』、衝撃の最終話の幕開けです。

2.感想

11話はまさに『名もなき毒』の集大成と言える、密度の濃い回でした。杉村さんが内外から襲い掛かってくる「毒」に果敢に、まっすぐ立ち向かっていきます。今回は特に杉村さんが最も感情をあらわにしていた回で、孝太郎さんが独創的に表現される、杉村さんの多彩な表情が必見ポイントでした。感動的な場面も沢山あって、個人的には11話の中で一番名シーンが盛りだくさんでした。

桃、かっこいい!」の笑顔、逆に孝太郎さんが格好良すぎました!あんなに爽やかな笑顔で見送ってもらえる桃子ちゃん(矢崎由紗さん)は幸せ者ですね。「桃子と、ママと、パパがいるところがお家だよ」も、温かい気持ちになりました。『名もなき毒』は悲しい事件が続いた中で、家族を守ろうとする孝太郎さんの力強い姿が心の支えでした。今回はそれがよく表れていて、最後まで楽しく見えました。

桃子ちゃんを盾に脅された時の杉村さんの異様なほどの取り乱しようも、目を見張るような激しさで演じられていました。普段穏やかな杉村さんの内に潜んでいた激情に、圧倒されるばかりでした。今多会長(平幹二郎さん)との乾杯、二人で並ぶとオーラがすごくて、神々しかったです!前よりずっと、杉村さんが今多会長と父子のようになってきた気がして、嬉しかったです。間違いなく、今回の中でも指折りの名シーンでした。

他にも今回は沢山見どころがありました。園田編集長(室井滋さん)の「本当に、本当に申し訳なかった」、心に残りました。園田編集長のあんな姿は初めてで、編集長としての責任感の大きさが垣間見えました。杉村さんのお母さん(木野花さん)の「奥さんと子供を守れ!」、喝が入りました。杉村さんへの優しさが伝わってきて、良いシーンでした。今多会長(平幹二郎さん)の「それが起こる前に、何事かをするということか」もビシッと決まっていました。今多会長の人生経験の重みが見えるような台詞でした。

3.孝太郎さんのイチオシ!スマイル

今週も恒例の孝太郎さんのイチオシ!スマイルを発表したいと思います。今回は孝太郎さんが「今度、東京来てよ」とおっしゃるシーンです。家族を思う愛情にあふれた笑顔で、私も心が温かくなりました。杉村さんの息子としての顔が見える貴重な機会でもあって、感動的な場面でした。皆さん見つけられるでしょうか?

まとめ

最後まで読んでいただいてありがとうございました!今回は物語に一区切りがついたと思ったその時にもう一つ大きな事件が勃発して、一瞬も目の離せない緊迫した状態が続きました。数々の事件を経た杉村さんの人間的成熟を通じて、孝太郎さんの役者さんとしての新境地がまた見えたような気がします。杉村さんの多岐にわたる感情を孝太郎さんがとても繊細に表現されていて、満足度満点でした!

『名もなき毒』が終わってしまって、杉村さんロスになってしまうという方、いらっしゃいますよね。ご安心ください!実はこの作品は「杉村三郎シリーズ」第一弾で、第二弾の『ペテロの葬列』も大好評で配信されています。もっともっと孝太郎さんの演じる杉村さんが見たいという方は是非、『ペテロの葬列』の方もご覧ください!

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