制作年:2013年
原作:宮部みゆきさん作 『誰か somebody』、『名もなき毒』
脚本:神山由美子さん
主題歌:近藤晃央さん 『あい』
プロデューサー:橋本孝さん、鈴木早苗さん、橘康仁さん
演出:金子文紀さん
1.あらすじ
お母さんとの口論の時に言われた言葉が気になった美知香さん(杉咲花さん)は、おじいさんの過去を探ろうとして偶然古屋明俊さん(森次晃嗣さん)の遺言書を発見します。そのことがきっかけで、美知香さんはお母さんのことを疑い始めてしまいます。一方、美知香さんから相談を受けた杉村さんは彼女のことを気の毒に思い、不安を拭ってあげるために事件について詳しいジャーナリストの秋山省吾さん(平山浩行さん)を訪ねます。そして、事件の新情報を聞いて帰った杉村さんを、グループ広報室では思わぬ人物が待ち構えているのでした…。
2.感想
今回も、杉村さんの周りを沢山の人が渦巻きます。好奇心が人一倍強い杉村さんは、二つの事件について並列して調査を続けて、少しずつ事件の核心に近づいてきています。今週の孝太郎さんはなんといっても、ラストの演技が圧巻でした!体を張った迫真の演技で、鬼気迫るものがありました。ちょっと痛そうだったのが心配です。いったい何があったのか、ドキドキします!
孝太郎さんが「そうなんですけど、ちょっと、はい…。」とおっしゃるシーン、印象的でした。普段しっかりしている杉村さんが慌てていて、可愛かったです。孝太郎さんの「分かりませんよ」も格好良かったです!絞り出すような声で、杉村さんの静かな怒りが伝わってきました。同じ親として美知香さんのことを真剣に考えているのが分かる、重みのある一言でした。
秋山省吾さん(平山浩行さん)に会いに来た事情を説明していたシーン、杉村さんはすごく正直な人だな、と改めて思いました。冷たくされた後でも本音を包み隠さず話せるなんて、さすがですね。気難しい秋山さんの心をほぐしたのも納得です。杉村さんが北見さん(大杉漣さん)とお話しされていたシーンも、教えを乞うように真剣に北見さんのお話を聞いました。誰とでも真摯に向き合う人って、素敵ですね。
他にも今回は沢山見どころがありました。マスター(本田博太郎さん)の「お嬢ちゃん、味見してくれませんか」、タイミング抜群でした!いつも間が悪くなった時に、そっと出てきてくれます。美知香ちゃん(杉咲花さん)が気を遣わないようにサービスしてくれるなんて、粋な計らいですね。古屋暁子さん(真矢ミキさん)の「おかしいね、急に『神様』なんてね」、ジーンときました。暁子さんの言葉少なでもまっすぐな気持ちが伝わってきて、警察に疑われている暁子さんの辛い日々を思うと、いたたまれなくなりました。早く疑いが晴れてほしいです。九話も楽しみです!
3.孝太郎さんのイチオシ!スマイル
今週も恒例の孝太郎さんのイチオシ!スマイルを発表したいと思います。今回は孝太郎さんが「駄目だって」とおっしゃるシーンです。重い事件が続く中で、孝太郎さんのひまわりのような明るい笑顔で気分がパッと明るくなりました。杉村さんのような仲良し夫婦、憧れます!皆さん見つけられるでしょうか?
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございました!今回は杉村さんが中立な立場であるがゆえに何度か板挟みになりそうになる場面がありました。温厚な性格が功を奏してトラブルを防ぎきった杉村さんでしたが、一度だけ感情的になったところが必見ポイントでした。一見穏やかに見えても、杉村さんは実は強い正義感をお持ちですね。
八話は最後に驚くようなことが起きて、何がどうなったのかも分からない間に終わってしまいました。グループ広報室で、いったい何があったのでしょうか。そして、奈良和子さん(烏丸せつこさん)という女性は、どのように事件に関与しているのでしょうか。今回最後に起きた事件の真相が知りたい方や、杉村さんの次の行動が気になる方、是非九話もご覧ください!
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